濱上副所長の経験談

「住み慣れた家で暮らす」をサポートしたい

病気や怪我で生活に不自由があっても住み慣れた家で暮らしたい！
そんな想いに寄り添い、叶えるために、私は訪問看護の道を選びました。

在宅リハビリの道へ

私がまだ病院（回復期病棟）で勤務していた頃、、退院後病院に会いに来てくれる患者様たちがいました。
患者様たちをよく見ると作製した装具を着用していなかったり、提案した福祉用具を使用されていなかったり。
中には転倒して再入院してしまった、なんて方もいらっしゃいました。

病院だからやれること、病院だからやれていないことがあるんだなと、患者様たちを見て思いました。
住み慣れた家で暮らしたい、でもまだまだ看護が必要で、誰かがサポートしないと困ってしまう。
私は、そんな患者様たちの退院後の生活サポートをするために、在宅リハビリに従事することを決め、訪問看護のゼロに入職しました。

訪問看護のゼロでは、小児～高齢者まで幅広い年齢層の利用者様にリハビリを行っています。
興味はあるけど、訪問リハビリも小児リハビリの経験もない方はご不安に感じますよね？
私も最初は不安でした。でもご安心ください。スタッフ全員でサポートします！

「一生寝たきりになるでしょう」→片手でゴミ出し

要介護5から要介護2へ。
その方は、くも膜下出血で片麻痺になってしまった利用者様でした。

発症後寝たきりになってしまい、自分で起き上がることすら難しく、医師からは「一生寝たきりになるでしょう」と話がありました。

退院後自宅に戻り、娘さんの献身的な介護と自主トレ、様々なリハビリの効果もあって・・・
なんと現在では室内であれば杖を使わずに歩けるようになったんです！
杖を使って散歩や買い物に行けるようにもなりました！

「一生寝たきりになるでしょう」と言われた方が、今では杖を使わずに、片手でゴミを持ってゴミ出しにも行けるようになりました。
利用者様の必死な努力、ご家族の献身的な支えがあってこそ。
こんな奇跡的な場面に立ち会えたことが、今でも在宅リハビリの道に進んでよかったと思える瞬間です。